【清掃資機材の高騰（22.05.14）】

先日清掃資機材の卸業者さんとお話する機会があったのですが、清掃資機材の高騰が続いております。弊社にも値上げのご相談がありました…。

特に建設業の資材の仕入れ価格の上昇は顕著で、原料の鉄鉱石や石炭の輸入価格が高騰しているため、配管用鋼管や空調用銅管の価格改定が収まりません。原油価格の高騰で石油化学製品が値上がりし、清掃資機材の高騰につながっているようです。

予測できた事とはいえ、一度上げた値段は下がらないでしょうし、下がってもだいぶ先の話になるでしょう。

お客様への影響も出てきています。

清掃フランチャイズ大手のダスキンも今年の7月～32年ぶりに値上げするニュースもみました。人件費も高騰していて、資機材も高騰していれば仕方がないようにも思えます。

加えて電気代やガソリン代の価格上昇も拍車をかけてじわじわとダメージを負っている状況だと思います。

日常清掃の部門では、消耗品についての値上げのご相談がありました。

ゴミ袋とトイレットペーパーについて紹介致します。

現在の価格から15％アップ

おそらく全国的に10～20％程度仕入価格が上がってくるようです。

現在の価格から20%アップ

おそらく全国的に15～３０％程度仕入価格が上がってくるようです。

お客様との契約の中で、消耗品については発注者側の負担である事が一般的ですが、購入を清掃業者でして月次の請求の際に消耗品分も乗せて請求しているケースも多くありますので、消耗品についてのお客様負担も今後増えていきそうです。

当然人件費も増えてきていますから、現在の価格のままだと清掃業者の利益を圧迫していくでしょう。私の周りでも価格改定の話や作業内容の見直しなどの話も周りでちらほらと聞こえてきています。

清掃業者目線だけでお話をしてしまうと、やはり売上を下げたくありませんから【価格改定の交渉】に目が行きがちです。

逆に依頼している側からしてみたら、コストは上げたくない訳です。

ただ、清掃業者の原価が増えているのは現実なので、そのまま放置しておくと後々品質に問題が出たり、トラブルの元となります。

良い機会なので、一度面と向かって正直に話し合う事が必要だと思います。

清掃費用をあげなくても、頻度を減らしたり作業内容に無駄がないかなど工夫すれば、落としどころが見つかるかもしれません。見直す良いタイミングだと思います。

お客様にはご相談をさせて頂いていたりもしています。（我々も普段から多めに頂いている訳ではありませんので…）単に値上げの交渉をする訳ではなく、作業内容の見直しのご提案や改めて要望などをヒアリングするところからお話をスタートさせて頂いています。

また、思い切って業者変更するのも一つの手かもしれません。設備管理の業者と清掃業者を別々に発注していたりするケースだと、まとめたら結果管理費が安くなった。なんてケースも良くあります。

いろんな提案をしてくれる業者さんが周りにいると適切なアドバイスが受けられるかもしれません。

清掃管理費の削減については、株式会社Pin.to.（ピント）にお任せ下さい。

「前の業者がこうしていたから」という理由だけで作業内容は決めません。参考にはしますが、我々の目できちんと確認したうえでご提案をさせて頂きます。

業者の見直しや価格の妥当性などのご相談はお気軽にどうぞ。

現地調査や見積は無料で対応させて頂いております。